暗闇のラメント
「彦にぃ。充電器かしてあと、洗面台も貸して。」

彦にぃは二つ返事で了承してくれた。

化粧をとって彦にぃの部屋に戻ると彦にぃはベッドで寝ていた。

時計を見ると3時を過ぎていた。

電気を消して彦にぃのいるベッドに潜り込む。

「…リイナ。じゃま。」

そんなことを無視して寝ることに集中する。

よくよく考えてみれば、子供の頃はよくこの家に泊まりに来てたっけ…

お父さんが出張とかの理由で。

その時はよくこうやって寝た気がする…。

ただ、今はサイズがキツい…。

「彦にぃ。もっとあっち行って。場所がない。」

よく、男の人と寝ることはあってもこんなことにはならない。

「家帰るんじゃなかったのかよ。」

そう言いつつも、移動してくれる。

優しいのだ。
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