幼馴染み~初恋物語~
なんとなく答えにくそうにしている和樹を見て、笑っていた母親からすれば、子供の恋なんて、ちょっとしたおもちゃ。
「和樹はその穂香ちゃんをどう思ってるの~?」
「えっと…………えっと…………もーっ!!勝手に手紙を見ないでーっ!!」
真っ赤になって話をはぐらかせた和樹は、その場から逃げたいと思っていた。
ここにいれば、母親のおもちゃにされるからだ。
立ち上がって自分の部屋に戻ろうとした和樹に、母親が言った。
「ごめんっごめんっ!!はっきり言ってくださいって書いてあるから、何か答えないといけないよねぇ…………?その穂香ちゃんに…………」
「どうしよう…………なんて言えばいいのかなぁ…………別に好きでも嫌いでもないんだけど…………」
和樹の母親は、一緒に穂香と明日学校で会った時に言う言葉を考えてくれた。
その時、ふと母親が時計を見て呟く。
「それにしても…………櫻ちゃんは遅いねぇ?今年はくれないのかな?」
その言葉が一番傷付く和樹だった。
「和樹はその穂香ちゃんをどう思ってるの~?」
「えっと…………えっと…………もーっ!!勝手に手紙を見ないでーっ!!」
真っ赤になって話をはぐらかせた和樹は、その場から逃げたいと思っていた。
ここにいれば、母親のおもちゃにされるからだ。
立ち上がって自分の部屋に戻ろうとした和樹に、母親が言った。
「ごめんっごめんっ!!はっきり言ってくださいって書いてあるから、何か答えないといけないよねぇ…………?その穂香ちゃんに…………」
「どうしよう…………なんて言えばいいのかなぁ…………別に好きでも嫌いでもないんだけど…………」
和樹の母親は、一緒に穂香と明日学校で会った時に言う言葉を考えてくれた。
その時、ふと母親が時計を見て呟く。
「それにしても…………櫻ちゃんは遅いねぇ?今年はくれないのかな?」
その言葉が一番傷付く和樹だった。