幼馴染み～初恋物語～

中学1年生(春)

あれから5年の月日が過ぎ、櫻達は中学生になった。

この前までランドセルを背負っていた櫻も、真新しい制服を着て、背も高くなりお姉さんらしく、とはなかなかいかないもの。

背の順番も一番前で、まだまだ制服に着られている感じの可愛らしい女子中学生に成長していた。

和樹とは相変わらず、友達以上恋人未満という最も近い存在であり、子供の頃の好きという感覚も、成長と共に恋愛対象として見るようになっている。

恋愛の感覚の成長も、マンガやドラマの影響もあり、思春期の女の子の方が、男の子よりもませているため、これまでに幾度となく和樹が女の子と話しているだけでも嫉妬してしまう櫻が6年生の時、和樹のファンが一時的に増えた事があった。