幼馴染み~初恋物語~
「ダメーっ!!」

もう見てられないとばかりに両手で顔を覆った櫻。

すると、龍聖が櫻の肩を叩いた。

「大丈夫。見てみろよ…………?」

和樹は有紗を振り払って、反対の席に移った様子が見える。

「良かった…………」

涙目の櫻に、龍聖が微笑みかける。

「和樹はそんな奴じゃないって…………」

「うんっ!!そうだね?」

さすがにキスは免れた和樹だが、観覧車が下に向かうと櫻達からは見えない。

ゴンドラの中はどうなってるのか?まだまだ不安だったが、櫻達の乗ったゴンドラは地上に到着した。





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