幼馴染み~初恋物語~
中学3年生(夏)
もうすぐ夏休みに入る7月中旬。
中学3年生の夏と言えば、部活の引退試合が行われる。
夏期大会に負ければ、その場で引退して、次の日からは受験競争に身を置くことになる季節。
櫻は大会の序盤で負けたので、和樹のサッカーの試合を見に来ていた。
今日勝てば全国大会。
そんな大事な試合で、和樹が大活躍する。
シュートが決まると、櫻も隣にいる真優も大喜び。
「和樹君凄いねーっ」
「本当だね?」
その斜め後ろには、有紗の姿もある。
「そりゃうちが優勝候補なんだから当然でしょ?和樹君はプロも注目してるんだから」
やっぱり櫻は有紗が苦手だった。
点数を取って喜んでいるだけなのに、いちいち嫌な言い方をしてくる。
何でわざわざ来たんだろう…………
和樹君に近付かないでって言われたはずなのに…………
中学3年生の夏と言えば、部活の引退試合が行われる。
夏期大会に負ければ、その場で引退して、次の日からは受験競争に身を置くことになる季節。
櫻は大会の序盤で負けたので、和樹のサッカーの試合を見に来ていた。
今日勝てば全国大会。
そんな大事な試合で、和樹が大活躍する。
シュートが決まると、櫻も隣にいる真優も大喜び。
「和樹君凄いねーっ」
「本当だね?」
その斜め後ろには、有紗の姿もある。
「そりゃうちが優勝候補なんだから当然でしょ?和樹君はプロも注目してるんだから」
やっぱり櫻は有紗が苦手だった。
点数を取って喜んでいるだけなのに、いちいち嫌な言い方をしてくる。
何でわざわざ来たんだろう…………
和樹君に近付かないでって言われたはずなのに…………