君が居た頃。
俺、こんなに弱かったのか……。
気付いたら涙が溢れ、
支えていたはずの香織の身体に
身を委ねていないと、
上半身すら起こして
いられなくなっていた。
香織も俺も、
そうやって支え合わなければ
立つこともままならない。
「神様なんて嫌いだよ……………」
そう香織が呟いたのを最後に、
二人は言葉を話さなくなった。
その内、俺が熱に意識を奪われるまで、
香織は俺にもたれ掛かって
静かに泣いていた。
気付いたら涙が溢れ、
支えていたはずの香織の身体に
身を委ねていないと、
上半身すら起こして
いられなくなっていた。
香織も俺も、
そうやって支え合わなければ
立つこともままならない。
「神様なんて嫌いだよ……………」
そう香織が呟いたのを最後に、
二人は言葉を話さなくなった。
その内、俺が熱に意識を奪われるまで、
香織は俺にもたれ掛かって
静かに泣いていた。