君が居た頃。
「なので、お詫び!」
にかっと得意気に笑う湊魅は、
鞄から赤い林檎を取り出した。
「りんご……?」
「食欲なくても、
林檎なら食べれるでしょ?
なんかさっきから季織……元気ないもん」
「……え」
「………ま、治療が長引いたんだもんな。
当然だよな……」
鞄から果物ナイフを取り出した湊魅は、
林檎の皮を剥こうとした。
「あっ………」
にかっと得意気に笑う湊魅は、
鞄から赤い林檎を取り出した。
「りんご……?」
「食欲なくても、
林檎なら食べれるでしょ?
なんかさっきから季織……元気ないもん」
「……え」
「………ま、治療が長引いたんだもんな。
当然だよな……」
鞄から果物ナイフを取り出した湊魅は、
林檎の皮を剥こうとした。
「あっ………」