白いジャージリターンズ~先生と私と空~
長谷川先生のメッセージを見てしまったからには
もうこのままにすることはできない。
いつか、言わなきゃ。
自分の為に。
空のママとして、笑っていられるように……
限界が来る前に大事な人に聞いてもらおう。
「なお~!嫉妬しちゃうの当たり前だって」
「ごめんね、ゆかり」
懐かしい駅前のドーナツ屋で待ち合わせした。
空の幼稚園が終わる3時まで、高校時代に戻ろう。
「今週、仕事休みだったから良かったよ」
「顔見たかったから呼び出しちゃった」
「私も会いたかったから。明日くらい電話しようと思ってたの」
「何かあった?」
いちごのドーナツを頬張るゆかりを見て、あの頃と変わらないなと思った。
「あ~、別に大丈夫だよ」
ゆかりと私がふたりでお茶する時は、懐かしいミルクティー。
「先生ってさ、わかってるようでわかってないね」
ゆかりは、もうひとつの抹茶ドーナツも口へ運ぶ。
「考えてのことだと思う。隠し事は嫌だって言ってるから」
「多分ね、直は空のことでバタバタしてるでしょ?そういうの見てるから言えないだけじゃない?」
「うん、そうだと思うんだけど。最近、私、ママになりすぎて……もしかしたら先生の妻としてダメなんじゃないかな」
ボサボサ髪で、一日ジャージで過ごしたりして、女として頑張ってない。
「はははっ!それは大丈夫!ちゃんとエッチしてんでしょ」
「昼間っから、何言ってんのよ」
「どうなの?」
声をひそめるゆかり。
「回数は減ったけど、たまにはある」
「直、こうしてるとママに見えないよ。全然疲れてないし、かわいい」
ゆかりは私にいつもパワーをくれる。
絶対高校時代より疲れちゃってる私のことをこんな風に褒めてくれるなんて。
「先生が、その長谷川って人のこと好きってことは絶対ないから。そこは安心した方がいいよ」
「うん、わかった」
「だってさ、今までどんなライバルがいた?いろんなのいたけど、先生が揺れたことあった?」
私は、高校時代からのことを思い出していた。
確かに、いつも先生はまっすぐに私だけを愛してくれている。
「もしかしたらさ」
ゆかりは、顔を近づけてきた。
もうこのままにすることはできない。
いつか、言わなきゃ。
自分の為に。
空のママとして、笑っていられるように……
限界が来る前に大事な人に聞いてもらおう。
「なお~!嫉妬しちゃうの当たり前だって」
「ごめんね、ゆかり」
懐かしい駅前のドーナツ屋で待ち合わせした。
空の幼稚園が終わる3時まで、高校時代に戻ろう。
「今週、仕事休みだったから良かったよ」
「顔見たかったから呼び出しちゃった」
「私も会いたかったから。明日くらい電話しようと思ってたの」
「何かあった?」
いちごのドーナツを頬張るゆかりを見て、あの頃と変わらないなと思った。
「あ~、別に大丈夫だよ」
ゆかりと私がふたりでお茶する時は、懐かしいミルクティー。
「先生ってさ、わかってるようでわかってないね」
ゆかりは、もうひとつの抹茶ドーナツも口へ運ぶ。
「考えてのことだと思う。隠し事は嫌だって言ってるから」
「多分ね、直は空のことでバタバタしてるでしょ?そういうの見てるから言えないだけじゃない?」
「うん、そうだと思うんだけど。最近、私、ママになりすぎて……もしかしたら先生の妻としてダメなんじゃないかな」
ボサボサ髪で、一日ジャージで過ごしたりして、女として頑張ってない。
「はははっ!それは大丈夫!ちゃんとエッチしてんでしょ」
「昼間っから、何言ってんのよ」
「どうなの?」
声をひそめるゆかり。
「回数は減ったけど、たまにはある」
「直、こうしてるとママに見えないよ。全然疲れてないし、かわいい」
ゆかりは私にいつもパワーをくれる。
絶対高校時代より疲れちゃってる私のことをこんな風に褒めてくれるなんて。
「先生が、その長谷川って人のこと好きってことは絶対ないから。そこは安心した方がいいよ」
「うん、わかった」
「だってさ、今までどんなライバルがいた?いろんなのいたけど、先生が揺れたことあった?」
私は、高校時代からのことを思い出していた。
確かに、いつも先生はまっすぐに私だけを愛してくれている。
「もしかしたらさ」
ゆかりは、顔を近づけてきた。