神の混血
Ⅰ章
解かれた封印
―――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――
その日は、始まった時から変だった。
いつものようにお母さんの大きな声で起こされて、
お母さんとお父さんに挨拶して、
お母さんが作ったおいしい朝ごはんを食べた。
いつもと変わらない時間に家を出て、
始業時間までの30分間を図書室で過ごした。
今日はやたらと小テストが多くて、
友達と疲れたねって笑い合いながら、お弁当を食べた。