神の混血
「あ、もしかして、“本の賢者”ってやつかな?」





「そう!!それよ!!






“本の賢者”




ワイズマンは、その人のどうしても本を守りたいという思いに命が宿ったもの…。






その本にふさわしい後継者が現れるまで、その本を所有者の代わりに守り続けるのよ。







……………昔、お父様に聞いたことがあるわ。






あの学園の図書館には、“隠されし本”があると。







お父様の在学中には結局見つけることが出来なかったみたいだし、なんの確証もないけれど…








お父様はなぜか躍起になってその本を探していたと聞いているわ…。





もしかしてその本じゃないかしら?」
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