神の混血
「……それ、で?






……“私が受け継ぐ本”、って何なの?」






「……こちらへいらっしゃられてください。」






ふわふわと浮かぶワイズマンに連れられて、どんどん奥へ進む私とアキハ。








「………行き、止まり…?」






「我、この本の化身。





この本を継承されし者を通されよ。




開け、――――」







最後のほうは聞き取れなかったけど、そこにはなかったはずの大きな闇が出来ていた。
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