神の混血
「待ってッ!!お願い…!!」






どこからか聞こえていた声も、気配のようなものも完全に消えた。




「ミコト。…いったいどうしたんだ?」






「………声を、聞いたの。





『全てを知る鍵は、対の中に。






2つがそろった時、全てのものが解放される。




貴方が望む“記憶”もきっと。』








………ねぇ、ワイズマン…。これってどういう意味なの?」








「…それを説明する前にまずはこれを見てください。」







いつの間にか私の前に真っ白な本が浮いていた。
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