神の混血
「…森羅万象、すべての在るもの。




無へと還れ、創生の炎、暖かな炎、



ここへ集え。




【精霊の還炎】」





ボォっと炎が氷を溶かしていく。






…溶かし終えたところで、フッと炎は消えてしまったけれど。





「あ、ありがとうございます!!!」






わぁお…なんかお礼を言われたよ…!!







元々はアキハのせいなんだから気にしなくてもいいのに。




「いえ、本当にお気になさらず。」







補佐委員さんはもう一度ペコリと頭を下げて、まだ気を失っている2人を連れてどこかへ行った。
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