神の混血
俺は、割り切ることができる。





父親からの命令だからと。







だが、クラルはそれが出来ない。




優しさが足手まといになっている。






それがクラルの長所であり、短所だからだ。





「アルト、クラル。





入るぞ。」






お互いにハッとして、姿勢を正した。





「…どうぞ。」
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