吉川君は、私のことが嫌いなんだろうか。
「お前らは、先生方の“問題児リスト”に載っている。
それも、上の方だ。上の方!」
問題児リストって、なんなんですか。
「先生、俺ら、そんな問題児リストに載るほどの悪さしてませんよ。」
堂々と言った晶。
「ほぉう。じゃあ、お前らの悪さを言ってやるよ。」
ニヤリと笑って、引き出しから分厚い紙を出してきた。
ペラっと捲る。
「まず、松立から。」
「え、私!?」
お前しかいないだろ、っと言う目で見てくる先生。