吉川君は、私のことが嫌いなんだろうか。

『ん。』

そう言って、帰ってきた吉川君。

絆創膏も一緒に。

あ、大人気、梨の妖精(女)のふなっみーだ。

可愛い……。

『どうしたの、これ?』

『……血、何かにつけられたら困るから。

面倒だけど、購買で買ってきた。

……後で、保健室行ってよ。

ばい菌入ったら、駄目でしょ。

女なんだし。』

そう言って、プイと席に座った吉川君。

つ、ツンデレェェェ!?



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