吉川君は、私のことが嫌いなんだろうか。
ビバ!毒舌!
「友達……友達……。」
私は、ブツブツ言う。
「っ、あー、もう!
分かった!君と僕は友達!
それで良い!?」
私は、バッと顔を上げる。
「ほ、本当……!?」
「……君が言ったんでしょ。」
そう、手の甲で口元を押さえている。
「ありがとう!」
私は、嬉しさの余り、叫び礼を言う。
「……別に。
…………そ、の……僕もちょっと…………い。」
最初の方は、聞こえやすかったけど段々小さくなっていく声。
「ごめん、聞こえなかった!
もう1回、お願いします!」