吉川君は、私のことが嫌いなんだろうか。
「っ、何回も言わせんな、ブス!」
「ブ……!?」
ブス!?
た、確かに、自分を可愛いとか思ったことないけど!
ブスは、ないよ!あり得ない!
「だから、その!
僕も友達になれて、嬉しいって言ったの!」
そう、叫んだ直後、吉川君の顔は真っ赤だった。
耳まで、ゆでダコ状態。
「っ、あ、う…!
ちょっと、電話洗ってくる!」
そう、言ってもうダッシュで教室を出ていった。
かと、思えば戻ってきて。
「ぶ、ブスじゃないから!」
と、真っ赤な顔で言われ、吉川君はまた出ていった。
ふ、
ふぉぉぉい!!
電話洗ってくるって、何!!
テンパりすぎ!だけど、可愛すぎる!