吉川君は、私のことが嫌いなんだろうか。
「あ?聞いてた、聞いてた。」
と、面倒くさそうに話す先生。
先生ー、しっかりしてくださーい。
窓側は、今は暑いけど秋になると暖かいし冬でも日差しで気持ちいいから凄くラッキーなんだ。
しかも、窓側の一番後ろ!
昼寝し放……
「窓側の後ろー、昼寝なんかさせねーからな。」
私は、ドキリと心臓が跳ねた。
「ま、まままままさかぁ~。わたしゅがそんなこちょ、しゅるわけないでしょー?」
「……説得力、無さすぎだ。馬鹿。」
……うん。すみません。