甘い彼らと秘密の同居
「ま、今日から俺ん家でもある事だから自由に暮らすわ」
ソファーに座りながら山崎くんは言ってきた

「は、はぁ...」

困惑しながらも頷く私に顔を向けて

「で、夜飯は? 腹減ったんだけど」

...は?なんだこいつはぁぁぁぁぁぁぁぁ

俺ん家って言っても少しは「ご飯作ろうか?」とか「今日からよろしくな」とか優しくそういうもんでしょーが!
だいたいなんで私が作る感じになっちゃってるの!?え???

「おーい?聞いてんのか??」

「え?」

「早く作れよ」

「うっ...分かったわよ...」

いらっとしながらも渋々夜ご飯を作り始めた
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