PROMISE
STORY.4片想い
「んっ……」
目を覚ますと、白い天井。
薬品の匂い。
ここは…?
「本城、目を覚ましたか。」
「大塚先生…?」
ハッとして飛び起きると、めまいがした。
「まだ無理するな。部活中に熱中症で倒れたんだよ。」
「ええっ!?」
全く覚えてない。
部活中…?
あぁ、そうだった。
スタメンに選ばれて、猛と練習しようと思って。相園も残ってくれて。
でも倒れた時とか、その直前とか、全く覚えていない。
「とりあえず、今親御さんに迎えに来てもらっている。明日は無理するな。まだ気分が悪かったら休め。」
それからすぐに、母さんが迎えに来てくれた。
俺はそのまま家路につき、シャワーを浴びて速攻で寝た。