PROMISE

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部活終了後。


「なあ悠斗！今日もこのあと残るだろ？」

「ああ。」

「聞きたいことがあるんだ。ちょっといいか？」

「？いいけど…」


猛は俺の手を引いて、体育館から出た。


「お前…何か隠してるだろ？」

「！？」

「ほらな、その態度。なつめちゃんも何か隠してるみたいだし…茜のことか？」

「えっ、えっと…」

「正直に言えよ。お前の考えてることは何でもお見通しなんだぜ？
言ったら猛を傷つけるー、とか思ってるんだろ。」

「なんでそんなこと…！」

「お前は隠し事が出来ないタイプなんだよ！
いいから白状しろっ！」


猛が俺の脇腹をくすぐってくる。


「ちょっ、やめっ、やめて…っ
わかったよ！話すよ！だからやめて！」

「よし！よろしい！」


俺は、昨日倉田が話してくれたことを猛に伝えるハメになった。