狼少年と黒猫さん 【番外編】
★★音乃子side
「うーん。何か、避けられてる。」
はぁ…ため息をつくと、
幸せが逃げるけど…でも。
ため息をつきたくなる。
避けられてる…完全に。それも、知人皆に。
それに、大神くんの部屋に皆で集まってるし。
ウサギが、よく家に来るし。
「あっ!おい、音乃子ー!」
「!?は、はい!」
心臓が止まるかと…おもった。
「欲しいものって…ある?」
欲しいもの…。
なんで、そんなこと聞くのかな?
嫌!ここは、ジョークを言うべきなのかしら。
『地球!』とか?
『んー、ア・ナ・タ♡』とか?
嫌だなぁ!恥ずかしい///
って。
なんか、答えなきゃ…!
「ええええっとととととッッ!!宇宙人の白生が欲しいです!!!」
ッッ…あれ!?
わ、私なんて言ったっけ?
「う、宇宙人の白生!!??」
……!?
私、なんてことを…。