諦めないと誓いました!
…それでも大丈夫なんです!


「もしかしたらそうだと思って、甘さ控えめのココアも用意したんだ!」



「いや、俺ココアも無理なんだけど」



「えっ…」


それは…想定外でした…。


「そっか…。なら、しょうがないね。…また明日」


「…は?呼び止めといてソレくれないの?」



「…へ?でも、苦手なんじゃ…」



「嘘だよ。くれるならはやくしてくれる?」


「は、はい!」



カバンの中に戻したクッキーを再度井波くんに渡す。



井波くんはそのクッキーを自分のカバンの中にしまった。


やった…。


やったよ!私!!




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