諦めないと誓いました!
貴方の横を希望します
「突然ですがー、このクラスに慣れてきたところで席替えをしたいと思いまーす」


朝のHR中。


先生がいきなりそんなことを言い出した。


『王子の隣がいいよねぇー』


『どうか王子に近い席になりますように…』


すると、急に周りの女子が騒ぎ出した。


「みんなそんなに井波がいいかね」


美緒はそう呆れながらいう。


「あったりまえじゃん!」


美緒は彼氏がいるからどうでもいいんだろうけど。


私も…井波くんの隣になれますよーに!



そう思いながら箱に手を突っ込みクジを引く。


何番だ…?


「…7番?」


黒板で7番はどこかを探す。


やった!窓側だ!


しかも後ろから2番目!




ラッキー!


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