諦めないと誓いました!
だめだ…全然体が動かない…。



「柚姫、大丈夫?まだ1周しか走ってないよ?」


「あぁ、うん…。大丈夫……」



大丈夫…。


……じゃないかも…。



ーーバタッ



「ちょ…柚姫?!柚姫!!」



上から美緒が私の名前を必死に呼ぶ声が聞こえる。



返事をしたいけど、目をあけているのも辛い。



そんな時、急に体が誰かに持ち上げられた。



これはきっとお姫様だっこ。



なぜかわからないけど、その人の顔も見ていないのに


安心して体を預けられた。



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