諦めないと誓いました!
「柚姫!張り出されたよ!」


美緒が私の手を引き掲示板へ走る。


そのあいだも心臓が痛いほどドキドキしていた。



「ゆ、柚姫…目開けな…奇跡が起きた…」



ギュッとつむっていた目をゆっくりと開く。



「うそだ…」



「ほんとよ!またクラスおんなじだね!…それと、井波くんともね…!!」


「…ぅ……っ」


「え!泣いてんの?!」



だって…嬉しいんだもん…。


美緒と同じクラスでしょ?


それとなんてったって…井波くんと同じクラスでしょ!!!


神様、私は信じてました…!



今ならきっと、空を飛べます。


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