諦めないと誓いました!

Side亜希

佐野を担いで歩く。


しばらく歩いて、背中の佐野の変化に気づいた。


なんか保健室にいた時よりぐったりしてね?



熱が上がってきたのか…?



佐野は幸い軽くて少し歩くスピードを上げた。



「はぁ…はぁ…」



家に着いた時、だいぶ苦しそうに呼吸をしている佐野。



「佐野、鍵どこ?」


「…かばん…の中…」


ーーガチャ



「部屋どこだよ」



「…二階…」



ちょっと、まじで佐野やばいかも。




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