偽装恋愛カレカノ
(洸・・私ね
好きなだけで
幸せだって)
「うん」
(そう思ってたけど
今は苦しいや…)
「うん」
(私の声が
出なくなったのは
たぶん隆と幸が)
「隆と幸が?」
私はそれ以上
かけなかった。
書きたくなかった。
でも洸はそれ以上
何も言わなかった。
(私たちは
間違ってるのかな?)
「どうだろな・・」
寂しそうに笑う。
洸はいっつも
そうだね。
寂しそうに
悲しそうに笑うの。
いつか思いっきり
笑わせてあげたい。