偽装恋愛カレカノ
涙が出てくる…
私のしてた事は
何だったの?
なんのための嘘?
なんのための
嘘だったんだろ
二人の幸せを
願っての嘘だった。
それなのに、
いつのまにか
幸たちを傷つける
嘘をついてた?
「あんた最低。
私のこと騙してた?
隆の事が好き?」
苦しい思いが溢れた。
静かに私は
首を縦にふった。
決して言っては
いけなかった事
それを私は
言ってしまったんだ。
「私が隆の彼女なの!
隆にかかわらないで。
私にも関わらないで!
あんたなんかこのまま
一生声がでなきゃ」
そう言って
幸がもう一度
私を叩こうとした
私は目を瞑った。