お兄ちゃんとわたし。




***




お母さんが仕事に行ってから2時間経った今。







わたしはお風呂から上がったところ。






お兄ちゃんは先に入ったから、リビングでテレビを観てる。







わたしがお風呂から上がったのに気づいたお兄ちゃんはわたしに優しく囁いた。








「春美。こっちおいで」





お兄ちゃんの胸に飛びこんで、静かにキスをする。






これは、毎晩の、わたしたちがひとつになることを示す合図。







今日も2人で禁断を繰り返すんだ────。







end
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