【完】笑顔の裏(大幅編集中)
え?
それじゃあ
お父さんが悪いみたいじゃん!

悪くないのに…


可笑しい

咲「可笑しいです!
そんなの!
ちゃんと、言ってください。

その時あったことを、話してください。

今なら、わかってくれます。


壊れないと思いますから…

それに、お父さんも、
池谷俊もこのままでいいんですか?
このまま親子が終わってもいいんですか?

私なら絶対嫌です。


私の両親は、私が小学生の時に亡くなりました。

でも私は、両親が好きだったから、
悲しかったです。

伝えたいけど、
相談したいけど、
一緒に笑い合いたいけど、

もう、そんなこと出来ないんですよ?


でもあなたはどうですか?

決して同情ではありません

もし、このまま亡くなったら後悔しませんか?

悲しくなりませんか?
まだ、親子の関係は修復できます。


死んだら出来ないんですよ?
それでも、いいんですか?

死という最後が、来ない限り

いくらでもやり直しは出来るんです。

勇気を出して言ってみたらどうですか?

たった、

一言にも勇気はいります。


でもその勇気は、
あなたにとってかけがえのないものになっていくと思います。


どうですか?
すいません
年下なのに生意気なこといってしまって。



でも、これだけは言わせてください。

後悔しないようにしてください。


あなたたちが本当に笑いあえる親子になっていけることを、

待っています 。



どんな結果でも
私は、あなたの味方であることを
誓います。


だから、言ってきてみてはいかがですか?

今なら間に合いますよ?」

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