【完】笑顔の裏(大幅編集中)
お墓参り 咲side
ガタンゴトン…
ゆらりと時間が過ぎていく。
ビルが溢れかえっていた都会とは違い
青々しい木々に囲まれたこの地。
電車のスピードはゆっくりだから、移り変わっていくのが良くわかる。
元々、田舎育ちだったらしいお父さんお母さんの為に、お墓を地元につくってあげたんだ。
だから、ものすごい遠くて、片道三時間かかる。
この時間が一番嫌い。
今回はひとりということもあり、
寂しさと悲しさが、込み上げてくるから。
でもしかたないな。
かなえが同窓会あったんだから
本人はいかないつもりだったと思った。
だから急遽、お墓参り一人で行くって言って、
同窓会に行かせるように仕向けたんだ。
多分本人も分かってるだろう。
どうしなきゃいけないかって
あの子は多分大丈夫だ、
進めると思う
きっと、笑顔で帰って来るだろう。
でも私はどうだろう。
私はあのときから、
何が成長したのだろう。
何か変わったのだろうか?
前に進めたのだろうか
ゆらりと時間が過ぎていく。
ビルが溢れかえっていた都会とは違い
青々しい木々に囲まれたこの地。
電車のスピードはゆっくりだから、移り変わっていくのが良くわかる。
元々、田舎育ちだったらしいお父さんお母さんの為に、お墓を地元につくってあげたんだ。
だから、ものすごい遠くて、片道三時間かかる。
この時間が一番嫌い。
今回はひとりということもあり、
寂しさと悲しさが、込み上げてくるから。
でもしかたないな。
かなえが同窓会あったんだから
本人はいかないつもりだったと思った。
だから急遽、お墓参り一人で行くって言って、
同窓会に行かせるように仕向けたんだ。
多分本人も分かってるだろう。
どうしなきゃいけないかって
あの子は多分大丈夫だ、
進めると思う
きっと、笑顔で帰って来るだろう。
でも私はどうだろう。
私はあのときから、
何が成長したのだろう。
何か変わったのだろうか?
前に進めたのだろうか