【完】笑顔の裏(大幅編集中)
咲「私は、三年間眠っていました。


そう一般的に言うと植物状態と言うものでした。


そして、目がさめて伝えられた事実が、死んだと報道されている。
戸籍が抜かれている。


と言うことでした。

その事実に耐えられなかった私は、誰も知らないアメリカにたち、会社を立ち上げました。



しかし、高校生になって友達に出会って

もう一度、藤宮咲として、ちゃんと世間に認めてもらいたいと思いました。 

これが、この五年間の経緯です。」

自分でも涙が出てきていることが分かった
隣のかなえも涙ぐんでいる。


そして、報道陣も涙をしている人がいた。

記者「では、あの事件は事故だったのですか?」

咲「いえ、殺人でした。

私たち藤宮財閥を恨んだ一人の男がブレーキに細工をし海に突き落としました。



両親も三年間眠っていたけれどそのまま命を落としました。

残ったのは私だけでした。


先週、その事実が分かった私は警察と協力して逮捕しました。  

これが事件の全貌です。」


藤宮組だっていうことは、

表社会では知られていないから、ここでも隠す。


もちろん死橘組の組長に殺されたなんて、口が避けても言えない。

でも、大体あっている。
恨まれていたのも、あながち間違っていないし…




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