俺様富豪と甘く危険な恋
「っ……朝日奈……さん……っ、どうして……ああっ……」


お腹のところで止まっていたドレスワンピが、するするっと脱がされ、栞南の下着姿が蓮の目に晒された。

ブラジャーからはみ出した頂が自己主張するように尖っている。


「酔いつぶれた日にくだを巻いていたぞ」

「そんなっ……」


自分がバージンだと言っていたと知り、栞南の顔はもとより身体中の柔らかな肌が赤みを帯びる。


「恥ずかしい……」


すべてが恥ずかしい。


「酔った姿も可愛かったぞ」


蓮は栞南に顔を近づける。


「いじめないでください」

「……いじめるのはこれからだ」


甘くキスを落としながら、ブラジャーとショーツが取り払われる。


「お前も俺が好きだろう?」


蓮の指が栞南が誰にも見せたことのない場所に触れると、身体が弓なりになる。


「あっ……」

「言わないつもりか? 身体は正直なのに」


敏感なところをつままれ、栞南の口からどうしようもないくらい甘い声が漏れる。


「ああっ……す……き……です……」

「俺もだ」


栞南の甘い吐息は蓮の唇に消された――。


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