俺様富豪と甘く危険な恋
◇第4章◇
ボディーガードの男
食事を終えた栞南は部屋に戻った。
サングラスがどうしても気になり休むことも出来ず部屋でうろうろしたあと、リビングに出てみるとトニーが近づいてきた。
「レンさまは1時間ほど出かけましたよ」
出かけていると聞いて栞南は瞳を輝かせた。
「トニーお願いがあるんですけど」
「なんですか?」
蓮と関係を持ってしまったせいなのか、トニーの口調が柔らかい。
「さっきのところで朝日奈さんのサングラスを落としてしまったの。大切なものだと聞いていたから探しに行きたいんです」
「探しに行くなんてダメに決まっているじゃないですか」
「でもっ、私のせいで失くしてしまったから……」
やはりダメなのかと、栞南はがっくり肩を落とす。
うつむいてしまった栞南にトニーは首を横に振りながらため息をつく。
「では何人かで探しに行ってきます。ひとりを残してカギをかけておけば30分ぐらいなら……」
先ほどの外出も何もなかったことにより、トニーの警戒心が少し和らいでいる。
それもあり、シュンとがっかりする栞南を見ているときっぱりノーとは言えないトニーだ。
サングラスがどうしても気になり休むことも出来ず部屋でうろうろしたあと、リビングに出てみるとトニーが近づいてきた。
「レンさまは1時間ほど出かけましたよ」
出かけていると聞いて栞南は瞳を輝かせた。
「トニーお願いがあるんですけど」
「なんですか?」
蓮と関係を持ってしまったせいなのか、トニーの口調が柔らかい。
「さっきのところで朝日奈さんのサングラスを落としてしまったの。大切なものだと聞いていたから探しに行きたいんです」
「探しに行くなんてダメに決まっているじゃないですか」
「でもっ、私のせいで失くしてしまったから……」
やはりダメなのかと、栞南はがっくり肩を落とす。
うつむいてしまった栞南にトニーは首を横に振りながらため息をつく。
「では何人かで探しに行ってきます。ひとりを残してカギをかけておけば30分ぐらいなら……」
先ほどの外出も何もなかったことにより、トニーの警戒心が少し和らいでいる。
それもあり、シュンとがっかりする栞南を見ているときっぱりノーとは言えないトニーだ。