俺様富豪と甘く危険な恋
「本当に? でも私のせいなんだから私も行きたいんです」
「そうなるとあなたが気になってサングラスが探せません。部屋に残っていてください」
「ありがとう。トニー ありがとう!」
トニーはボディーガードひとりを残してすぐに探しに向かった。
(見つかるといいな……それにしても亡くなったリリアナさんって人は朝日奈さんとどんな関係だったんだろう……)
栞南はリビングのソファに座って窓から下を見ていた。
12階では歩く人が小さいけれど、黒いスーツだからわかるだろうと思った。
残ったひとりのボディーガードは、リビングのソファに座って窓の下を見ている栞南におもむろに近づく。
トニーたちの姿を探そうと夢中で窓に張り付くように見ている栞南は背後に近づく彼に気づかない。
そこへ栞南は背後から突然、大きな手に口を押えられた。
「んーっ!」
「シズカにしろ!」
ひとり残ったボディーガードは片言の日本語で話し、栞南の口をさらに押さえつける。
一度も話したことのない長身のプロレスラーのような身体つきの男。
この男が日本語を話すとは知らなかった。
「そうなるとあなたが気になってサングラスが探せません。部屋に残っていてください」
「ありがとう。トニー ありがとう!」
トニーはボディーガードひとりを残してすぐに探しに向かった。
(見つかるといいな……それにしても亡くなったリリアナさんって人は朝日奈さんとどんな関係だったんだろう……)
栞南はリビングのソファに座って窓から下を見ていた。
12階では歩く人が小さいけれど、黒いスーツだからわかるだろうと思った。
残ったひとりのボディーガードは、リビングのソファに座って窓の下を見ている栞南におもむろに近づく。
トニーたちの姿を探そうと夢中で窓に張り付くように見ている栞南は背後に近づく彼に気づかない。
そこへ栞南は背後から突然、大きな手に口を押えられた。
「んーっ!」
「シズカにしろ!」
ひとり残ったボディーガードは片言の日本語で話し、栞南の口をさらに押さえつける。
一度も話したことのない長身のプロレスラーのような身体つきの男。
この男が日本語を話すとは知らなかった。