俺様富豪と甘く危険な恋
「お前な~ そういうわけじゃない。勘ぐるなよ。ここで襲うぞ」
「っ! じゃ、じゃあ今日も明日もひとりで寝てくださいっ!」
「栞南は冷たいな。もしかして俺が好きじゃない?」
「そ、そんなわけないですっ! 大好きです……あっ! 他の女の人と比較しないでください!」
栞南は冷たいな、の言葉を思い出し、今までの他の女性と見比べられているような気がして口にしていた。
「嫉妬しているのか?」
栞南はテーブルにグラスを置いた途端に蓮に引き寄せられる。抱き込まれるようにウエストに置かれた蓮の腕に栞南の意識は集中してしまう。
そして栞南の首筋を這う蓮の舌。
「栞南? 答えないつもりか?」
蓮の吐息が柔肌にあたり、栞南の身体がピクッと跳ねる。
「ああっ……し、嫉妬してますっ。だって――」
蓮の唇が首筋に吸いつき、ざらついた舌を感じ、栞南は身をくねらせる。
「だって?」
「んぁ……ね……ネットで……」
「過去に恋人や婚約者がいたことは認めるが、今愛しているのは栞南だけだ」
(えっ!? 婚約者……?)
栞南は驚いて蓮の腕からガバッと抜け出し、顔を見つめる。
「っ! じゃ、じゃあ今日も明日もひとりで寝てくださいっ!」
「栞南は冷たいな。もしかして俺が好きじゃない?」
「そ、そんなわけないですっ! 大好きです……あっ! 他の女の人と比較しないでください!」
栞南は冷たいな、の言葉を思い出し、今までの他の女性と見比べられているような気がして口にしていた。
「嫉妬しているのか?」
栞南はテーブルにグラスを置いた途端に蓮に引き寄せられる。抱き込まれるようにウエストに置かれた蓮の腕に栞南の意識は集中してしまう。
そして栞南の首筋を這う蓮の舌。
「栞南? 答えないつもりか?」
蓮の吐息が柔肌にあたり、栞南の身体がピクッと跳ねる。
「ああっ……し、嫉妬してますっ。だって――」
蓮の唇が首筋に吸いつき、ざらついた舌を感じ、栞南は身をくねらせる。
「だって?」
「んぁ……ね……ネットで……」
「過去に恋人や婚約者がいたことは認めるが、今愛しているのは栞南だけだ」
(えっ!? 婚約者……?)
栞南は驚いて蓮の腕からガバッと抜け出し、顔を見つめる。