俺様富豪と甘く危険な恋
(遊び過ぎて疲れちゃっているなんてね)
帰る支度を済ませて、目薬を買って帰ろうなど思いながらオフィスを出た。
エレベーターに乗り込むとすぐにバッグからスマホを取り出して蓮から連絡があったか確認する。
(あった……!)
蓮からメールが入っていた。その場で飛び上がりたいのを堪えてメールを開いてみる。
【会いたい】
(えっ……)
たった一言のメールに栞南の目は点になる。
会いたいの一言だけのメール。でも蓮らしくて栞南はくすっと笑みを漏らす。
電話をかけて声を聴きたかったが、メールが入ったのは1時間も前。
スマホでロンドンとの時差を調べてみると、現在の時刻は10時30分。おそらく仕事中で出られないだろう。
栞南はメールを返信することにした。
【私も会いたいです。会社の方は問題なく仕事しています】
それだけ打って返信した。
返事を期待してはいけない。蓮は仕事中なのだ。
(頻繁に連絡をとるような人じゃないと思うし……)
そう割り切っていても、蓮の声が聴きたいし、顔が見たい栞南だった。
帰る支度を済ませて、目薬を買って帰ろうなど思いながらオフィスを出た。
エレベーターに乗り込むとすぐにバッグからスマホを取り出して蓮から連絡があったか確認する。
(あった……!)
蓮からメールが入っていた。その場で飛び上がりたいのを堪えてメールを開いてみる。
【会いたい】
(えっ……)
たった一言のメールに栞南の目は点になる。
会いたいの一言だけのメール。でも蓮らしくて栞南はくすっと笑みを漏らす。
電話をかけて声を聴きたかったが、メールが入ったのは1時間も前。
スマホでロンドンとの時差を調べてみると、現在の時刻は10時30分。おそらく仕事中で出られないだろう。
栞南はメールを返信することにした。
【私も会いたいです。会社の方は問題なく仕事しています】
それだけ打って返信した。
返事を期待してはいけない。蓮は仕事中なのだ。
(頻繁に連絡をとるような人じゃないと思うし……)
そう割り切っていても、蓮の声が聴きたいし、顔が見たい栞南だった。