俺様富豪と甘く危険な恋
まだ蓮の腕の中にいることに我に返った栞南は慌てて離れようとした。だが、レンの腕がさらにきつく身体を抱きしめた。
「レ……ン……?」
レンの腕に抱きしめられて栞南の胸は不規則に暴れ出す。蓮の顔は栞南の肩に埋められている。
(そんな風にされたら期待しちゃうよ……)
「……栞南、ソファに座らせてくれないか」
耳元で蓮のいつもの栞南をぞくりとさせる低音が。久しぶりに耳元に響く声に、頼まれても痺れたようにすぐに動けなかった。
「栞南? 本当に手のひらを擦りむいただけか?」
蓮の両手が栞南の肩に回り、ようやく呪縛みたいなものが解けて、栞南は口を開く。
「う、うん……それだけ……」
栞南はここにいるとき、お気に入りだったソファへ蓮を座らせた。お気に入りのソファだったが、危うくレイプもされかけた場所。
だからお気に入りではなくなったが、見晴らしと座り心地は満点のソファだ。
蓮を座らせ、栞南も隣に腰を掛ける。
「レ……ン……?」
レンの腕に抱きしめられて栞南の胸は不規則に暴れ出す。蓮の顔は栞南の肩に埋められている。
(そんな風にされたら期待しちゃうよ……)
「……栞南、ソファに座らせてくれないか」
耳元で蓮のいつもの栞南をぞくりとさせる低音が。久しぶりに耳元に響く声に、頼まれても痺れたようにすぐに動けなかった。
「栞南? 本当に手のひらを擦りむいただけか?」
蓮の両手が栞南の肩に回り、ようやく呪縛みたいなものが解けて、栞南は口を開く。
「う、うん……それだけ……」
栞南はここにいるとき、お気に入りだったソファへ蓮を座らせた。お気に入りのソファだったが、危うくレイプもされかけた場所。
だからお気に入りではなくなったが、見晴らしと座り心地は満点のソファだ。
蓮を座らせ、栞南も隣に腰を掛ける。