俺様富豪と甘く危険な恋
「レン、まだ一緒にいたいの。だって……ここを離れたら、今度はいつ会えるかわからないんだよ?」
「……わかった。もう1泊すればいい」
ぶっきらぼうな言い方だが、内心うれしいのではないかと、栞南は思った。
実際のところ、蓮は一緒にいれば栞南を手放せるか自信がなくなりそうで怖かった。
(もっと強くならなくては)
「それはレンの寝室でいいってこと?」
栞南は思い切って聞いてみた。少ししかいられないのに、昨日のようにメイド室で眠れない夜を過ごすのは嫌だった。
「俺を誘惑しているのか?」
「ゆ、誘惑っ」
していないと言おうとしたが、実際のところ蓮に愛されている実感がほしい。
「……しばらく会えないから、レンの言う通り、誘惑しているんだよ?」
まだ蓮の前に立っていた栞南は腰を屈めると、顔を近づける。栞南は自分から蓮の唇に唇を重ねた。
一瞬栞南のキスにビクッと肩を揺らした蓮だが、自分から舌先を差し入れ深めた。
ベッドの端に座る蓮のワイシャツのボタンを栞南は震える指先で外している。
レンの黒曜石のような瞳はじっと自分を見つめているようで、さらにドキドキと胸が高鳴ってしまいうるさいほどだ。
「……わかった。もう1泊すればいい」
ぶっきらぼうな言い方だが、内心うれしいのではないかと、栞南は思った。
実際のところ、蓮は一緒にいれば栞南を手放せるか自信がなくなりそうで怖かった。
(もっと強くならなくては)
「それはレンの寝室でいいってこと?」
栞南は思い切って聞いてみた。少ししかいられないのに、昨日のようにメイド室で眠れない夜を過ごすのは嫌だった。
「俺を誘惑しているのか?」
「ゆ、誘惑っ」
していないと言おうとしたが、実際のところ蓮に愛されている実感がほしい。
「……しばらく会えないから、レンの言う通り、誘惑しているんだよ?」
まだ蓮の前に立っていた栞南は腰を屈めると、顔を近づける。栞南は自分から蓮の唇に唇を重ねた。
一瞬栞南のキスにビクッと肩を揺らした蓮だが、自分から舌先を差し入れ深めた。
ベッドの端に座る蓮のワイシャツのボタンを栞南は震える指先で外している。
レンの黒曜石のような瞳はじっと自分を見つめているようで、さらにドキドキと胸が高鳴ってしまいうるさいほどだ。