俺様富豪と甘く危険な恋
教会での式は親族のみの出席だったが、早めに着いた栞南たちは見に行ってみようと向かう。
ちょうど式が終わったようで教会の入り口がにぎやかだった。
「栞南! ブーケ投げるみたい! 行こうよ!」
美羽は栞南の手を引いて小走りになる。
ブーケトスに興味はなかったけど、ブーケが誰のもとに行くのかは知りたい。
にぎやかな輪は同僚や先輩たちだった。
幸せそうな笑顔の新郎新婦。白い数種類の花で作られたブーケを持った新婦が受取ろうと集まる招待客に背を向ける。
招待客の女性たちがブーケをキャッチしようと手を上げる。
栞南から離れて輪の中に入った美羽は、同じく手を上げていた。栞南はその場所から2メートルほど離れた場所に突っ立っていて傍観していた。
(美羽、良い位置にいるね)
新婦がブーケを思いっきり後ろ向きで投げた。
「えっ!?」と思ったときには新婦が投げたブーケが栞南の方へ飛んできていた。思わず手を出してブーケを受け取る。
周りからは自分がもらえなかった残念そうなため息が聞こえてくる。
「栞南! ラッキーだね」
美羽がニコニコ笑いながら、受け取ってあっけにとられている栞南の隣にやってくる。
ちょうど式が終わったようで教会の入り口がにぎやかだった。
「栞南! ブーケ投げるみたい! 行こうよ!」
美羽は栞南の手を引いて小走りになる。
ブーケトスに興味はなかったけど、ブーケが誰のもとに行くのかは知りたい。
にぎやかな輪は同僚や先輩たちだった。
幸せそうな笑顔の新郎新婦。白い数種類の花で作られたブーケを持った新婦が受取ろうと集まる招待客に背を向ける。
招待客の女性たちがブーケをキャッチしようと手を上げる。
栞南から離れて輪の中に入った美羽は、同じく手を上げていた。栞南はその場所から2メートルほど離れた場所に突っ立っていて傍観していた。
(美羽、良い位置にいるね)
新婦がブーケを思いっきり後ろ向きで投げた。
「えっ!?」と思ったときには新婦が投げたブーケが栞南の方へ飛んできていた。思わず手を出してブーケを受け取る。
周りからは自分がもらえなかった残念そうなため息が聞こえてくる。
「栞南! ラッキーだね」
美羽がニコニコ笑いながら、受け取ってあっけにとられている栞南の隣にやってくる。