俺様富豪と甘く危険な恋
携帯をトニーに預けた栞南はベッドに身体を沈ませた。
これからのことが心配でならない。会社を辞めなくてはならないどころか、殺されてしまうかもしれないのだ。
それからしばらく鬱々とこれからのことを考えていた。
いつの間にか眠ってしまい目を覚ますと、時刻は16時を回っていた。
「あ……こんなに寝ちゃったなんて……」
たっぷり寝たせいか、寝る前にあれほど悩んでいた栞南だが、今は少しすっきりした気分なっている。もともと能天気な性格のおかげなのか。
(朝日奈さんは戻ってきたかな?)
栞南は乱れた髪を手でとかしドアを開けた。
ドアから顔を覗かせると、ソファにいたトニーがやって来た。
「レン様は夜遅くなります。食事は下のレストランから運ばせますので」
「は……はい」
まだ戻っていない事にがっかりした気持ちになる。
(えっ? なんでがっかりしているの? 私を事件に巻き込んだ人なんて良く思うはずないのに)
「あのっ、トニーさん、洗濯したいんですが」
「キッチン奥にありますのでご自由に」
トニーが背を向け去ろうとしたが、栞南はもう一つ頼みたいことを思い出し呼ぶ。
これからのことが心配でならない。会社を辞めなくてはならないどころか、殺されてしまうかもしれないのだ。
それからしばらく鬱々とこれからのことを考えていた。
いつの間にか眠ってしまい目を覚ますと、時刻は16時を回っていた。
「あ……こんなに寝ちゃったなんて……」
たっぷり寝たせいか、寝る前にあれほど悩んでいた栞南だが、今は少しすっきりした気分なっている。もともと能天気な性格のおかげなのか。
(朝日奈さんは戻ってきたかな?)
栞南は乱れた髪を手でとかしドアを開けた。
ドアから顔を覗かせると、ソファにいたトニーがやって来た。
「レン様は夜遅くなります。食事は下のレストランから運ばせますので」
「は……はい」
まだ戻っていない事にがっかりした気持ちになる。
(えっ? なんでがっかりしているの? 私を事件に巻き込んだ人なんて良く思うはずないのに)
「あのっ、トニーさん、洗濯したいんですが」
「キッチン奥にありますのでご自由に」
トニーが背を向け去ろうとしたが、栞南はもう一つ頼みたいことを思い出し呼ぶ。