私の彼氏は弟です。
カチャ。ドアが開く音がした。


「みんな。どうして泣いているの?僕は大丈夫だって言ったじゃないか。」


!!!「冷弥?冷弥なの?!」


そこにいたのは、アイドルクラスのイケメンだった。


「そうだよ。けっこうイケメンだろ?葵姉ちゃん。」


「あぁ…」


やっぱり冷弥だ。私を「姉ちゃん」と呼ぶ人は、他にいない。


「姉ちゃん。大丈夫だった?」


「それより!冷弥大丈夫なの?」


「僕?僕は全然大丈夫だよ。それにこの顔だったら、姉ちゃんに認めて貰えるだろ?」


‼︎「もしかして…冷弥その事…気にしてたの?」


「気にしてなかったといえば、嘘になるかな…今はとっても嬉しい気持ちだからね」


冷弥が…そんなこと気にしてたなんて…私、気づいてあげられなかった
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