愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「やめて万桜ちゃん!!私は大丈夫だから万桜ちゃんが頭を下げることはないんだよ!!」
「そうじゃないんです!!私は爵位で決めてないんです!!確かに今日までデュークなんてお金持ちのボンボン坊ちゃんなんだろうって思ってました。でも、今日!拓馬様や亜季斗様は私に優しく接してくださったんです。ナイト如きの私に優しくお話してくださいました…。」
万桜は必死に言う。
「拓馬さぁん……どうするの?」
亜季斗が言う。
「俺は真琴先輩に生徒会に残って欲しいです。万桜にだって…。」
「僕はこの問題に口を出しちゃいけないねぇ…」
黎音はそう言って紅茶を一口のんだ。
「「「「「………………………」」」」」
部屋が沈黙で冷めたとき、麗子が立ち上がった。
「こんな事言ったら脅迫的になっちゃうけど…真琴ちゃんをprincessから下ろすとなると…私も降りちゃうわね。」
「麗子さん……」
拓馬が驚いたように言う。