愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~

「な、なんで言ってくれなかったの!?」


「面白かったから。」


「馬鹿京雅ーーーーー!!!」


「クスクス…っ」


「ま、つーことだ。ほら、ご飯。」


京雅はそう言うと私を厨房に連れて行った。


「?なんで厨房?」


「食わねぇの?」


「え、そうじゃなくて……。」


(どうして厨房なんだろう…だって、一週間ここにいたけど一度も厨房に連れて行ってもらったことなかったし…)


「だって、京雅くらいの家の人だったらシェフとかに作ってもらうんじゃ…‥。」


「それは人が作り出したイメージなだけ。実際はあんな凝った料理毎日食べられるはずないだろ。真琴たちが何気なく食ってる料理も役に立つんだよ。」


京雅はそう言いながらエプロンをつけた。



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