愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~

「あの…」


正門にいた人物に戸惑いながら話しかける。


「真琴ぉ~」


「っ……な、んで……」


一瞬で真琴の体が強ばった。


「あぁ、安心して迎えに来たとかじゃないわよ?」


「沙智…さん…。」


「汚らわしい声で私を呼ばないでくれるかしら。まぁいいわ。私今困ってるの。」


沙智はそう言うと手をパーにして真琴の前につきだした。


「…へ…?」


「見て分からないの?500万。貸してくれない?」


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