愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「嶺上花先輩……。」
「まったく…人の周りをうろりょちょろしていた人が喘息だなんて…面白すぎます。」
麗桜はそう言って笑う。しかし、目は笑っていなかった。
「麗桜さん京雅はっ!?」
真琴は聞く。
「…京雅には少し眠ってもらっていますの。真琴さん、あなたはお帰りになられたら?お疲れでしょう?」
「眠ってって…京雅をどうするつもりですか!?」
「京雅を返してください!!」
「平民のあなたがわたくしに歯向かうなんて教育がなってませんのね。京雅はわたくしの未来の夫です。わたくしの好きでしょう?」
麗桜は平気で言う。
「あなたは…あなたに恥ずかしさはないんですか!?」
「恥ずかしさ…?一体なんのことかしら…。」