愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~

「口が悪いですわよ龍宮さん?龍宮家の方ならこんな問題無視すると思ったんですけど…。わたくしの検討違いでしたのね。」


「無視…?意味がわからない。私は決してあいつのために来たんじゃない。真琴のためよ。」


「何が真琴のためよ。なのかしら…。つい最近まで一人もお友達がいなかったあなたが…。」


麗桜が馬鹿にしたように言う。


「だけど…今はいるわ。」


「前から目障りでしたの。あなたも、あなたのお兄様も。なんでしたっけ…えーと…そうそう!!〝蒼都〝さんでしたっけ?」


「どうしてあんたが兄様の名前をっ…!!」


「どうしてって…わたくしが命令したんですもの。京雅達と仲良くして…身分が違いますのよ?少しはわきまえて欲しかったですわ。」


「あんたが兄様を……っ!?」


「えぇ。交通事故に遭われたのはお気の毒でしたけど…。これで京雅の周りを汚す者はいないと思っていましたのに…っ。あなたがこの学園に来て生徒会に入るなんて…っ。」


突然、麗桜の瞳に恨みがかかった。


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