愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「わたくしには言ってくれなかったわっ!!あなたがこの学園にいる限り京雅はわたくしを見てくれないっ!!だから……わたくし考えたんですの。」
「え……っ。」
怖くなった。
「わたくし、考えたんですの。そちらがどうしても京雅を返して欲しいと願うのであれば返してあげますわ。もちろん、比良田 万桜というナイトの子もですわ。」
「ほんとですかっ!?」
もちろん、本気だ。
「えぇ。わたくしは嘘なんて言いませんわ。しかし、こちらとしてもタダで返すわけにはいきませんの。」
「どう…すればいいんですか…っ!?」
「あなたが退学なさいますことよ。」
「「「「!!!!!」」」」
「悪い条件ではないはずですわ。そもそもあなたは平民出身。わたくし達とは住む世界というものが違いますの。」